message from the professor

グローバルでスマートな情報流通社会の実現を追求

亀山渉 教授

私たちも受験生のみなさんも、様々な情報機器に囲まれて生活していますが、その情報機器の現在の使い方が本当に理想的なのか、最適なのかと考えると、必ずしもそうではないでしょう。例えば、チャットツールなどでコミュニケーションしているつもりでいても、本当にコミュニケーションができているのでしょうか。また、簡単に情報を検索できデータも取得できますが、実は簡単に見つけられない情報の中にも自分にとって必要であったり、真実の情報があるかもしれません。私の専門はその情報の流通に焦点を当てた研究で、一方的に流れてくる情報や好きな情報だけを消費して満足する情報社会ではなく、たとえ好きではなくても、世界中から自分に必要な情報を自分の状況に合わせていつでも取得できるような、グローバルでスマートな情報流通社会の実現を追究しています。これから学ぶ皆さんには、本当の意味でのコミュニケーションに出会うための想像力をぜひ働かせてほしいですね。今のスマートフォンやタブレットを越えた未来の新しい通信媒体や機器を創造し、よりよいサービスやコミュニケーションをつくり出していく人材を育てたいと考えています。

社会基盤としてのネットワークを高度化する

前原文明 教授

情報通信ネットワークは、言うまでもなく簡単に国境を越えるグローバルなもので、世界を根底から支える社会基盤としての高度化を目標としています。グローバルな社会基盤として接続する、つながるということは、相手国の文化的背景の理解も必要となります。インフラのレベルが日本は圧倒的に高いのですが、相手国の社会基盤の整備状況、文化的な背景をしっかりと考えた上でつながるコミュニケーションが重要です。そのような未来をつくっていくことに魅力を感じてくれる学生を待っています。我々は優秀なコンピュータエンジニアの育成が第一というよりも、社会基盤としてのネットワークを、より高度化できるような人材を育てていきたいと考えています。単に技術にとどまらず、技術の先にあるものもしっかりと考えていけるような視野の広い人材です。

大学では、まず専門分野をしっかり定め、目標を自ら設定し挑戦してほしいですね。皆さんの目標に向かって一緒に歩んでいきたいと思っています。

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